京都に行ってきました。何度目でしょうか、ちゃんと数えた事はないですが、中学の修学旅行も入れたら10回くらいかなと。
できれば年に一度は行きたいくらいですが、最近はオーバーツーリズム問題でホテル代も高くなったり、(混んでるだろうな〜)となかなか行けませんでした。
長男が京都の美大を出たのですが、在学中の展示を見に行ったのが、もう3、4年前くらい。
当時はコロナ禍真っ最中で、外国人が全く入国してなかったため、とても静かで良かったです。
今回は長男が展示を2カ所でやるので、せっかくだから思い切って行くことにしました。
京都の紅葉は11月中旬あたりがピークかなと考えて、12月初めにホテルを予約しておいたのですが、今年は気温が高くて、かなり遅れたみたいです。紅葉真っ盛りでした。
いろんなところに行って、どこもかしこも綺麗でしたが、私の中で京都の紅葉といえば東福寺です。
20代のある時期に、年に3回くらい出張も交えて京都に行った時がありました。その時、秋の終わりの東福寺で紅葉がきれいさっぱり散り落ちた風景を見て、「いつかまた紅葉真っ盛りの東福寺に来たいものだ」と思ったものでした。
30年ぶりに訪れた東福寺は、赤々としたモミジの枝の向こうに通天橋が見え、あの頃の自分に「紅葉散ってないぞ!!」と言ってやりたくなりました。
たくさん写真も撮り、京都を満喫してきたのですが、撮った写真を見返していると、普段見ている新潟の山奥の風景の力強さに改めて気づかされたりします。
観光客を喜ばせる整えられた景色と、誰に省みられるでもなく野放しにそこにある風景とは、全く違うものだなと京都に行くたびに思い知らされます。