2025年も3日目となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
去年は1月1日から地震の揺れに驚いて、気を紛らわせるためにせっせと絵を描いて過ごしていました。今年は災害の少ない1年であってほしいものです。
年末年始は埼玉の実家に行って、草取りと庭のみかんの収穫などしてきました。休みなのに普段よりも重労働していた感じです。
関東は毎日お天気がよくて動き回ると汗ばむくらい。
新潟は年末に大雪だったので、「暑いな、夏かよ!!」と言いながら庭仕事しました。
息子たちがまだ小さかった頃は、実家にアユちゃんという犬がいて、子供と犬と私で畑の中の道を散歩したのですが、そのあたりに今は巨大な物流倉庫が建設されています。
久しぶりに息子とその道を歩いて見に行きました。
この建物のあたりに昔は木々の生い茂る林があり、私が子供の頃は山すそに池があって、従兄弟たちとザリガニ釣りをしたり、小さな水路でメダカをすくったりしていました。
タラの芽を採って天ぷらにして食べたり、田んぼでイナゴを採ったり今思えばとんでもなくのどかな世界でした。
やがてそんな気配すら無くなっていく土地に今は息子たちが住み、私は新潟の山奥に住んでいるというのも何だか不思議な話です。
息子と散歩しながら、「芸術とは本来、ムラの祭りとか鎮守様に奉納される神楽みたいなもので、誰かに買ってもらって儲けるための絵を描くのはその時点で芸術ではないのだ」というような話を力説して私の2025年が始まったわけですが、今年も私なりにこの世界の神聖なる何かに捧げるための絵を描いていきたいと思います。