2月の終わりに大雪の日が続いて積雪量が増えたんだけど、急に気温が上がってきて雨が降ったりもして、春の気配が雪だらけの山奥にも近づいている。
会社の1階の窓が、降った雪と屋根から落ちた雪ですっかり埋まっていて、職場が薄暗くて仕方ないので、昼休みに同僚と窓を出すべく雪ほりをしている。
除雪車の免許を持ってる人が、建物の裏の雪を壁を破壊しない程度に除雪してくれたので、壁際に残された雪の壁によじ登り、スコップ(関東ではシャベル)で雪を少しずつ崩していく。
雪をどかして窓が出てくると何ともいえない達成感がある。昼休みに出来る範囲は限られてるので、天気がいい日は弁当を食べると「雪ほりするか!!」と外に出る。
朝、晴れて空気が冷えていると雪の表面が硬くてなかなか削れない。今日は午前中雨降りで雪が柔らかくなっていたから、サクサクと進んだ。
とにかく目に見えて成果を感じられるので、「仕事よりも達成感あるよね」と同僚と話しながら、「今日もよく働いたわ〜」と昼休み明けの仕事に向かう。
雪国に20年以上住んでるのだが、こんなに雪を突っつくのが楽しいとは思わなかった。
今まで、春先になると老人たちが家の周りの雪をせっせと崩しているのを見て不思議に思っていたんだけど、私も立派な雪国のばばあになったという事かも知れない。