この冬は最大4メートル越えの積雪を記録した我が町ですが、急に気温が上がってきて地面も見えてきました。
職場の女性陣はお腹周りと運動不足が気になるお年頃なので、去年から天気のいい日は昼休みに散歩するのが日課ですが、今年も昼の散歩再開となりました。
まだ道の脇の地面がやっと出てきた程度なのですが、雪の消えた地面から真っ先に出て来るのがふきのとう。
「やったー!」「結構いっぱいある!!」という訳で、みんなで収穫。皆さんは家でもう食べたと言うので、私が有り難く頂きました。
「炒め物にしても美味しいよ」と言うので、ふーんと思ってふきのとうとベーコンをオリーブオイルで炒めてパスタにしてみました。
美味しく頂いたのですが、しばらくして、何だかお腹が痛い。
私は身体が丈夫な事では誰にも負けない自信があるのですが、トイレに行ったり寝たりして数時間で何とか回復。
寝ながらスマホで検索したら、ふきのとうをアク抜きせずに食べると下痢、腹痛、ひどい場合アナフィラキシーの危険があるとか。
とくに雄花の黄色い花粉がよろしくないらしいです。
残ったふきのとうは重曹でアク抜きして、雄花を除去してふき味噌にしました。
皆様もどうぞご注意ください。
それにしても今までとくに何も気にせず、毎年ふきのとうの天ぷらなど食べていたのですが、ネットの体験談などでは、ふきのとうの天ぷらでは衣に包まれているため数時間して症状が出ることもあるそうです。
天ぷらって、そんなに何個もふきのとう食べないもんね。炒め物だとしんなりするから結構食べちゃう。それがまずかったかもしれない。
雪がやっと溶けた地面に、真っ先に出て来るからには、それなりのものを身につけて彼らは出て来るのだね。ちょっと毒を持って。動物達に簡単に食べられないように。
雪国の人たちは「雪が積もるから山菜が美味しいんだよ」ってみんな言います。食べ比べた訳じゃないから判らんですが、たぶん植物たちの覚悟が違うんだろうと思います。